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寒いとやる気が出ない?その理由をスパッと解説します

 冬になると「なんだかやる気が出ない…」という声が一気に増えます。実はこれ、気合いや根性の問題ではありません。寒さによって体と脳が“やる気を出しにくい状態”になっているのです。その理由をスパッと解説します。

 人の体は寒いとエネルギーの使い道を“生命維持”に優先するという仕組みがあります。体温を保つために多くのエネルギーが使われ、勉強や思考に回せるエネルギーが減ってしまうのです。これが、冬に集中力が落ちやすい最初の理由です。また、筋肉が冷えると血流が悪くなるため、脳に十分な酸素が届きません。脳の働きが鈍くなると、「なんとなくボーッとする」「思考が重い」など、やる気の低下を感じやすくなります。そして、冬は日照時間が短くなるため、やる気ホルモンである“セロトニン”が減少しやすい季節でもあります。晴れた日が少ない地域ほど、冬に気持ちが沈みやすいのはこのためです。

 では、どう対策すればよいのでしょうか。

 一番効果的なのは、体を温めて血流を良くすること。

 ひざ掛けや温かい飲み物、軽いストレッチは、勉強の集中力を一気に引き上げます。

 また、朝に少しでも日光を浴びることで、セロトニンが活性化し、やる気が戻りやすくなります。「寒いとやる気が出ない」は正常な反応です。大事なのは気合ではなく、“環境を整えること”。冬とうまく付き合いながら、自分のペースで学習を続けていきましょう。

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