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令和8年度岩手県立高校入試 分析

令和8年度岩手県立高校入試 分析

令和8年度入試は基礎知識の定着に加え、思考・判断・表現を問う“探究型”の出題が、より鮮明になりました。

【国語】やや難

構成や配点は例年通りでした。 基礎的な知識問題もありましたが、記述量の増加により、平均点は昨年より下がると予想されます。
ここ3年続いた「経験ベースの作文」から、今年は文章を論理的に練り直す「推敲型」へと大きく変化しました。指示を正確に読み取り、「感想と事実」を客観的に仕分ける高い読解力が求められています。
短い記述を素早くこなし、新形式の作文に時間を残せたかが大きな鍵となりました。パターン学習に頼らず、論理的に文章を磨き上げる訓練を積んでいきましょう。

【数学】昨年並み

構成や配点は例年通りでした。 空間図形に難問もありましたが、全体的には典型的な問題が多く、前半のケアレスミスをいかに減らせるかがポイントとなりました。
近年続く読解重視に加え、今年は「値引き計算」など実生活を題材にした新傾向も登場しています。頭の中だけで完結させず、グラフや図を描いて「視覚化」する力が不可欠です。
こうした「情報を図式化する力」は全国的な流れとなっています。まずは各単元の基礎を固め、正確に解き切る力を磨きましょう。

【社会】やや難

地理・歴史・公民の3分野のバランスは、例年通りでした。 記述問題が減り、記号選択の問題が増えましたが、思考力や判断力を問う「探究型」の問題が新たに導入されており、平均点は昨年よりやや下がるものと思われます。
特に大問6から8にかけて見られた、資料を読み解き課題を解決するような問題は、単純な知識の暗記だけでは太刀打ちできません。 図表やグラフから根拠を見つけ出し、「なぜそうなるのか」を論理的に考える力が求められています。
合格のポイントは、用語を覚えるだけでなく、その背景や関連性を深く理解することです。 来年度に向けては、教科書や資料集なども活用し、多角的な視点で世の中の仕組みを捉える訓練を積んでいきましょう。

【英語】昨年並み

大問構成は例年通りでしたが、リスニング問題には大きな変化がありました。これまで2回流れていた第1問の放送が「1回のみ」になりました。これにより、開始直後から情報を正確に処理する高い集中力と即応力が求められました。

また、記述問題で「AI関連のロボットスタッフ」といった実用的なテーマが出題されました。全体として、新しい形式や話題に対し、限られた時間内で「情報を整理し、表現する力」がより強く試される試験となりました。

【理科】やや難

全体として例年の形式を踏襲しつつも、思考力を求める問題が目立ちました。特に大問5(7)の浮力の問題は難度が高く、苦戦した受験生も多かったと考えられます。また、大問5(2)は数学的な考え方を使う新しいタイプの出題でした。さらに、食物連鎖は選択ではなく説明で答える形式となり、理解の深さが問われました。大問4(2)では乾湿計の読み取りが、これまでとは逆の問われ方になっていました。問題構成は例年通りですが、選択肢の難度が上がり、より正確な理解が求められた入試でした。

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