「雷って、まさか怒ってる⁉」
そう思いたくなるような伝説が、実は日本にあるんです。
平安時代のきわめて優秀な学者・政治家、菅原道真(すがわらのみちざね)。学問の神様として有名ですが、政治の世界ではライバルたちに悪く言われ、まるで悪者のようにされて、無実の罪で九州の太宰府へ左遷されてしまいます。そして、その地で道真は亡くなってしまいました。
ところがその後、都では火事や落雷が相次ぎ、更には道真のライバルたちが次々と謎の死を…!「これは道真のたたりだー!」と都はパニックに。そこで、「ごめんなさい!やっぱりあなた偉い人でした!」と神様としてまつられたのが、今の太宰府天満宮です。
つまり、雷=道真さんの怒りパワー!だった…のかも?
もちろん科学的には違いますが、「昔の人が自然現象をいかに考えていたか」と考えると、歴史がより面白く感じませんか?