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雪は白いのに、融けた水は透明なのはなぜ?
雪は白いのに、融けた水は透明なのはなぜ?

光の色は 赤・青・緑の光の3原色で構成されており、例えば青と緑の光を吸収する物質は、赤の光のみを反射し、それが私たちの目に届くため赤色に見えます。また、すべての色を吸収する物質は黒く、すべての色を反射する物質は白く見えます。逆に、光を透過するだけの物質は透明に見えるという仕組みです。

雪を構成する一つひとつの結晶は透明ですが、雪は無数の細かな結晶が集まってできています。この結晶が光をさまざまな方向に反射(乱反射)することで、白く見えるのです。例えば、雪の表面に届いた光が、ある結晶で反射され、さらに別の結晶で反射される…と、何度も反射を繰り返すうちに、すべての色の光が均等に反射され、私たちの目には「白色」として映ります。

一方で、雪が融けた水はどうでしょうか?雪の結晶が融けると、乱反射を起こす構造がなくなり、光がそのまま通過するようになります。そのため、光が反射せず透過する「透明な水」として見えるのです。つまり、 雪が白く見えるのは光の乱反射によるものであり、水が透明に見えるのは、光が反射せずに透過するためというわけなのです。 

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