カタクリは岩手県では春先、林床に日の当たる落葉広葉樹林で群生している場所がいくつかあります。日本の南西では絶滅危惧種に指定されている地域もあります。
デンプンの白い粉の「片栗粉」は元々このカタクリの根から作られていました。花だけでなく葉も春の1ヶ月前後の間だけしか姿を表さないため「春の妖精」と呼ばれています。
地上部分は短い間で枯れてしまいますが栗に似た形(カタクリの名の由来)の鱗茎と呼ばれる地下茎が休暇して命を繋いでいます。一見とても儚い感じもしますが、カタクリの寿命は40〜50年もあるそうです。
そんな野生の強さに少し憧れます。