中学生が2学期から学ぶ分野の一つに、図形に関するものがあります。この分野でよく登場する言葉の一つが定義です。似た言葉に定理もあり、これらの違いについて質問を受けることがあります。そこで、今回は定義について簡単に説明しますね。
定義とは、簡単に言えば「決まりごと・ルール」のことを指します。たとえば、2つの辺が等しい三角形を二等辺三角形と呼ぶ、また、数の0乗は1であるなど、これらが定義の例です。重要なポイントは、定義は数学的な「決まりごと・ルール」であるため、証明することは不要という点です。数学の教科書で定義が登場した際には、それを数学の「決まりごと・ルール」と考えると、理解がスムーズに進むでしょう。