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答えられますか!?身近な疑問
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  写真の植物は唐辛子です。「唐」の字が付くことから、中国から伝わったと思うかもしれませんが、実際にはポルトガルの宣教師を通して戦国時代に日本に伝わったとされています。

 唐辛子の特徴と言えば辛さですよね。その刺激的な辛さから、調味料や薬味として広く使われているのは周知の通りです。

 さてここで問題です。唐辛子を含む辛いものを食べると食欲が湧いたり、身体が熱くなったりしますよね。これはなぜでしょうか?

 人間の味覚は五味と言われており、甘味・塩味・苦味・旨味・酸味を舌で感じることができます。この中に辛味は入っていません。意外に感じるかもしれませんが、私たちの舌には辛味を感じる部分が無いのです。それでは、私たちが唐辛子を食べた時のあの辛さは、いったいどこからやるのでしょうか。  唐辛子の辛さの主成分はカプサイシンと呼ばれる刺激性の物質です。このカプサイシンが舌を強く刺激して、それが痛みとして脳に伝わります。つまり、唐辛子の「辛さ」は「痛み」なのです。

 この痛みを与えるカプサイシンを私たちの身体は、できるだけ早く消化・分解して痛みの元を取り除こうとします。そのために胃腸が活性化したり、血液の流れが良くなったりするのです。

 唐辛子を食べた時に身体が温まるのは、身体に入った異物(カプサイシン)を早く消化・分解するための防御反応だった訳です。意外ですよね。

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