孫子の言葉の中に、下記のものがあります。
“尽く兵を用うるの害を知らざる者は、則ち尽く兵を用うるの利を知る能わざるなり”
作戦においては、勝つ方法ばかりを考えがちですが、それと同じくらい「どうなったら負けるか」を知っておくことが重要となります。不利を理解してこそ、有利に戦う策が立てられます。
自分が不利になるケースをたくさんわかっていたほうが、逆に「有利に事を運ぶためにはどうすればいいか」を、正確に理解できるからです。
受験勉強も直前期となり、現状の成績を踏まえての出願を考えている受験生も多いと思います。
大学受験では、共通テストの得点で出願先を決めることになるので、いろいろなパターンが想定されます。「どのように取り組めば得点できるか」について考えながら、適切な取捨選択を行いましょう。