高校1年生の皆さんは、そろそろ文系に進むか理系に進むかを決定する、いわゆる「文理選択」が迫っています。
科学技術では進んでいると思われる日本ですが、実は全大学生の理系割合は35%で、理系女子の割合は7%だということです。
政府は、近年の少子化の影響とデジタル分野などの成長分野の人手不足の解消のため、女子の理系進学が不可欠とみており、理系に進む女子学生の支援を始めています。
実際、推薦入試・総合型入試に「女子枠」を設ける制度を取り入れる大学が増え、女子大にも工学部が開設されたりしています。
今まで、文理選択の際、どうすればよいか相談されることもありましたが、私は次のように答えるようにしています。「一番良いのは将来の目標や興味のあることで決める。それがなければ好きな教科で決める。一番良くないのは苦手教科から避けるような決め方をすること。」
とは言え、これで人生のレールがすべて決まってしまうわけではないのですから、少しでも前向きな理由で選択してもらえたら、と思います。