桜にも実はなる!?さくらんぼとの違いとは
春になると満開に咲く桜。見て楽しむ花としての印象が強いですが、実は桜にも“実”がなることを知っているでしょうか。桜の花が散ったあと、しばらくすると小さな実がつきます。しかし、この実を食べたことがある人は少ないと思います。理由はとてもシンプルで、「おいしくない」からです。
一方で、同じ“桜”の仲間に、私たちがよく知っている果物があります。それがさくらんぼです。実は、さくらんぼも桜の一種で、正式には「セイヨウミザクラ」という種類になります。
では、なぜ同じ桜なのに、一方は食べられず、一方は甘くておいしいのでしょうか。
その違いは、人が長い時間をかけて改良してきたかどうかにあります。さくらんぼは「実を大きく」「甘く」するように品種改良が重ねられてきました。一方で、私たちが普段見ているソメイヨシノなどの桜は、「花を美しく咲かせること」に重点が置かれています。
つまり、同じ桜でも「何を目的に育てられてきたか」によって、性質が大きく変わっているのです。普段何気なく見ている桜も、少し視点を変えてみると、理科的な面白さが隠れています。花のあとにできる小さな実を見つけたら、「これは食べられるのかな?」と考えてみるのも、春ならではの楽しみかもしれません。
