小学生でもわかる!ガソリンの「暫定税率(ざんていぜいりつ)」ってなに?
みんなの身近にある“ガソリンスタンド”。車が走るためのガソリンには、じつはいくつかの税金がふくまれています。その中には「暫定税率(ざんていぜいりつ)」という特別なものがあります。
もともと日本では、道路やトンネルをもっと作るために「一時的に」ガソリンの税金を高くしました。これが“暫定(ざんてい)”=とりあえずの、という意味の税率です。でも、それが長い間ずっと続いて、「本当に続けるべきなの?」とニュースでよく話題になっていました。
ところが今年、高市内閣(たかいちないかく)が『今年中に暫定税率をなくす』と決めたんです!
では、暫定税率がなくなるとどうなるの?
▶ ガソリンの値段が少し安くなると言われています。
▶ 車で物を運ぶ仕事の人(トラックや配送の人)も助かるね。
▶ 物を運ぶための費用が下がると、お店の商品の値段にも良い影響があるかもしれないよ。
ただし、道路の修理や橋をなおすためのお金が少なくなるので、政府は「別の方法で道路のお金をどう集めるか」を考えていく必要があります。
つまり、暫定税率をなくすことは
“みんなの生活の負担を軽くしつつ、国の仕組みも見直す大きな決断”なんだね。
ガソリンの値段は、車を使う家庭だけでなく、ぼくたちの生活全体に関わる話だから、これからもニュースで取りあげられる大事なテーマなんだよ。
