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歴史の更新

 「歴史は繰り返す」等と言われたりしますが、新しい事も起きます。史実が塗り替えられる様な歴史的新事実の発見にもワクワクします。
 最近見た歴史を取り上げたNHKの番組では、トルコで発見された1万2000年前の新石器時代にまで遡る最古の巨石遺跡「ギョベクリ・テペ」にも驚かされましたが、四大文明で名高い「インダス文明」の謎に迫る新説には違う驚きがありました。
 インダス文明はモヘンジョダロやハラッパー等の高度な計画都市の遺跡が有名です。ところがエジプトやメソポタミアのような建設した民族やその王等の指導者を示した遺物が未だ発見されず、遺物に刻まれた文字も未解明。その為文明の成立から滅亡までの歴史が謎で、核戦争があった等の説までありました。
 番組では、都市遺跡は当時周辺に住む人達が交易をする場や他の民族との過度な接触を防ぐための緩衝施設として存在した。都市が利用されていた数百年の間、強権的な支配者はおらず戦争も無く、交易で豊かな社会が続いていた。との解説でした。妙に現代的ですが、古代にも幸せな社会が作られていたらしいと思うと不思議な気持ちになります。

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