秋といえば「読書の秋」。夜が長く、過ごしやすい季節だからこそ、本を開いてみたくなる時期です。実はこの“読書の秋”こそ、国語力をぐんと伸ばす絶好のチャンスです。国語力といっても、単に漢字を覚えたり文章題を解いたりするだけでは十分ではありません。文章を正しく読み取り、自分の言葉で表現する力をつけるには、普段から「読む」習慣が欠かせません。本を読むことで、語彙力はもちろん、表現の幅や読解スピードが自然に身についていきます。
特におすすめなのは「少し背伸びした本」。普段マンガばかりの人は短編小説を、新聞記事に慣れていない人は社説を読んでみるなど、ちょっと難しい文章に挑戦することで、新しい表現や考え方に触れることができます。また、読んだ本の内容を簡単にまとめたり、感想を一言書き残したりするのも効果的です。「何が印象に残ったか」を考えるだけで、記述力や自分の意見を整理する力が磨かれます。
この秋は、勉強の合間に新しい一冊を開いてみませんか?「読書の秋」は、そのまま「国語力アップの秋」につながります。