今回はちょっと怖い「漢字の間違い」にまつわる逸話をご紹介します。
昔、ある武士が大切な文書を書き上げ、殿様に提出しました。内容は立派なものでしたが、たった一文字、書き間違いがあったのです。「義」と書くべきところを「儀」としてしまい、それが原因で「考えが軽い」「忠義が足りぬ」とされ、殿様の怒りを買ってしまったといいます。ほんの一文字、されど一文字。漢字の意味を理解していなかったことが、出世どころか立場を失ってしまう原因に…。
今の時代でもこのようなことが起きないとは言えません。言葉の意味や使い方を正しく知っているかどうかで、相手に与える印象は大きく変わります。だからこそ、「なんとなく知っている」ではなく、「正しく知っている」ことが大事です。
普段の勉強から、丁寧に漢字と向き合う習慣をつけておくと、将来きっと役立ちますよ。