夏の暑い日に、おうちのエアコンをつけると、すぐに部屋がひんやりしてきて気持ちいいよね。でも、どうやってあんなに暑い空気を冷たくしているんだろう?
エアコンは、かんたんに言うと「部屋の中の熱(ねつ)を外に出している」んだ。冷たい風をつくっているように見えるけど、実は「熱をうばって、外に出す」ことで、部屋をすずしくしているんだよ。
エアコンの中には、「冷媒(れいばい)」っていう特別なガスが入っていて、このガスが大活やくしているんだ。まず、部屋の空気の中にある熱をこのガスがうばって熱くなるよ。そして熱くなったガスは、外にあるエアコンの機械(室外機)へ送られて、熱を外にポーンと出すんだ。そのあと、冷たくなったガスはまた部屋の中に戻ってきて、また熱をうばう……このくり返しで、どんどん部屋がすずしくなるってわけ!
つまり、エアコンは冷たい風を「作っている」というより、「部屋の中の熱を外に出している」っていうのがポイントなんだね。