みんなも運動会のあとや、久しぶりにたくさん走った日の次の日に「筋肉がいたい!」と感じたことがあるよね。これを「筋肉痛(きんにくつう)」というんだ。
どうして筋肉痛になるのかというと、運動したときに筋肉の中でとても小さなキズがたくさんできるからなんだ。たとえば、坂を下るときや、急にダッシュしたとき、筋肉はいつもとちがう動き方をするよね。そのとき、筋肉の細い糸みたいな部分がピリッとこわれて、体はそれを直そうとするんだ。その直しているときに、「いたい」と感じるんだよ。これが筋肉痛なんだ。
でも心配しないでね。筋肉は、キズをなおすときに前よりも強くなろうとするんだ。だから、筋肉痛になることは、体ががんばった証(あかし)なんだよ。ちなみに、すぐに痛くなるときと、1日たってから痛くなるときがあるよね。これは人によってちがうし、運動のしかたにもよるんだ。でも、どちらも筋肉が「びっくりしたよ!」って言ってるサインなんだよ。