理数の担当なので高校生には文系科目を教えることはほとんどありません。大学も一応理系学部でした。でも世界史は好きでした。
　高校時代の世界史は数千年に渡る世界中の歴史を網羅的に学ぶ感じでした。今は近代史に絞ったり、地域をまとめたりもしている様です。
　授業そのものは時系列に沿った事実の羅列で、特に面白くは有りませんでした。それでも過去の王朝の栄枯盛衰やその支配地域の拡大や縮小そして滅亡に至る様には、自分なりに想像をふくらましながら物語を読むような感覚で楽しめた気がします。
　勉強法としてタイパが良いとは言えませんが、教科書に取り上げられない細かい人間模様まで入り込むと面白いです。
　イギリスの名前こそ華やかですが、血みどろで陰惨なバラ戦争、漢と争った匈奴（きょうど）やスキタイ等の騎馬遊牧民の興亡等々、その事を特集した歴史本、小説や漫画は今でも楽めます。