長く生徒指導に携わっていくと見えてくるものがあります。それは、楽な方法で学習を続けても、力がつきにくいということです。
たとえば、同じ参考書を何度も何となく読んだり、問題解説動画をただ見たり、という学習方法は、実際に問題を解いてみると、解けないことが多々あります。もちろん、これらの学習方法が全く無駄というわけではありませんが、何となく勉強していて、勉強した気分に浸るだけでは、実力を向上させるのは難しいのです。
勉強は誰にとってもたいへんな作業です。しかし、効果的な学習には、楽な方法ではなく、自分で問題に取り組み、考えながら学ぶことが不可欠です。実際に手を動かし、問題を解いてみることが、最も効果的な学習方法であることは間違いありません。
自分が辛いと思う勉強ほど、実力向上に貢献する可能性が高いのです。