先月大学入試センターは、現高校1年生が受験する「令和7年度大学入学共通テスト」の試作問題を公表しました。
数学のデータの問題は、「都市周辺にある国際空港の利便性」というテーマで、国際空港それぞれから最も近い主要ターミナル駅へ、鉄道等で移動するときの『移動距離』、『所要時間』、『費用』を調べる学習場面が設定されています。
平均値や四分位に関する計算問題の他に、箱ひげ図や散布図の読み取りの問題が出題されています。 情報Ⅰの問題にも、箱ひげ図や散布図、外れ値などが見られます。要するに、学習する内容として、数学と情報Ⅰには共通性があるということです。
グラフから読み取り、正誤の判断を行い考えをまとめることは、論文を書いたり企画書を作成したりする能力と共通しています。
科目間の関連性が顕著に現れている問題が、多く出題されることが予想されます。